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よろづ半吉のひとり部屋です。
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12話『戻れないふたり』も、見終えた後やっぱりそのタイトルの意味が不明です。内容的には小田村と寿がもはや戻れない二人となってしまったように見えますが大丈夫ですか。

もう、ツッコミというか文句というかが書き切れそうにない位ありすぎ…
総じて言うと
大島氏に降板してほしい
に尽きます。個人的意見ですが。私には合いません。

婚礼シーンも、塾生が戸を倒して流れてこんでくるシーンも、出来の悪いコント。いやもう、コントと称するのも失礼な位つまらない。家での婚礼の最中に「実家に帰らしていただきます」って…演劇部の高校生だって書かないだろー…
 
有隣はオチ担にさせられ…出獄して杉家に来て以来、松陰との絡みもなし。大体初登場の、生きて腐って呪えェ!とか叫んでいたおどろおどろしいキャラは何だったんだ。文があげた筆一本でこんなにも人格矯正されるんかい。ならもう野山獄に就職して人々更生させたらどうよ。

それよりも今回はとにかく、久坂の描き方が訳わからんかったです。
江戸遊学がなぜあんなにも、離縁を口走るまでに一大事なの…?
久坂は
「武士として志を遂げに行く」
「軽挙といわれようと命を落とそうと、志が遂げられるなら構わない」
と言ってて、
松陰先生は
「久坂は学びに行くんじゃない、事を成しにゆくんじゃ。命をかけて」
と言ってるんですが、ここで聞いていいですか。

…で?何しに行くの?

ドラマ上あの流れだと久坂は、ハリスを斬ろうとした水戸人のように自分も(他人からは軽挙といわれるであろう)事を成しに行く、って感じですよね。まーそれは本人否定してましたが。

「ゆけ!久坂!」の先生に続いて、伊藤が「そうです!行って下さい久坂さん!」
さらに塾生が皆「久坂さん!行って下さい!」「久坂!」と囃したてるシーン、
ワタクシ完全に取り残されました…。
えーっと、何が…?
「行けナウシカ!僕らのために行ってくれ!」と叫ぶアスベルとペジテの人を置いて泣きながら飛んでくナウシカを見るようでしたが…
えーっと、塾では何が…?

武士として刀を持つ、イコール戦って命を落とす覚悟だと言いたいんですかね。
武士道とは死ぬこととみつけたりと言いたいんですかね。
久坂が夭逝する事実からの逆算もあるのかもだけど、でもそれを前フリとして持ちこむには、時期尚早すぎやしませんか。

条約締結云々や井伊をものすごい歴史の闇でもあるかのように、大げさに、重大事件風に描いてるのも白ける。
その雰囲気や空気感だけでもって

とにかく今なんか社会情勢はすごい大変な事になりつつあんの!
だからその江戸に行く久坂はすごい覚悟してんの!

って。ただ力技で持っていってるだけに思う。

何かってと志、志を連呼させてるせいで、言葉の重みもなくなってきましたね。
文まで「志を立てました」って言ってたけど、生涯夫を思って生きる、が志ですか。それって志ですか?
決意とか誓いとか将来の目標などとは似て非なる意味合いが「志」という言葉にはあると思うんですが。立志式だから志を立てなさいって中学生に言ったら、こんなカンジだろうけど。これ、大河ドラマですけど。
…まーいっかー…(諦)

大島脚本の酷さはもはや楽しみですらありますよ…長州に愛ある人間なら絶対描けない事が起きるので…哀しみも一周すると人間、諦めが生まれますね…フフ

スミマセン、本当、一つ暴言になりますが、
これ八重の桜じゃなくてよかった…!

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